【美味しいフィンランド 07】 ブルーベリータルト Mustikkapiirakka

2019年04月05日

今シーズン最終回!(たぶん)
最後はデザートで。フィンランドのお菓子、ブルーベリータルト(Mustikkapiirakka)の紹介です。
職人の技術力がそのまま味(や出来栄え)に反映されるフランス菓子と違い、フィンランドのお菓子はおおらかで、ちょっとくらい順番を間違えてもたいていは失敗なく出来ます。

北欧、ベリーと続けば連鎖的に「自然享受権」に思いが行きそうですが、自国以外の旅行者など、すべての人に対して認められているというのはなんとも羨ましいことです。
今日のところは日本のスーパーマーケットで買ったMustikka(ブルーベリー)でpiirakka(パイ)を作って心を満たしましょう。

ムスティッカピーラッカ(フィンランドのブルーベリータルト)

【材料】

直径15センチ程度の焼型1台分
(正式なタルト型でなくとも、耐熱容器であればなんでもOKです。)

    (生地)

  • バター 50g
  • 砂糖 50g
  • 卵 1/2個
  • 薄力粉 70g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • バニラペースト 少々
    (中身)

  • ブルーベリー 1パック(150gほど)
  • サワークリーム 90~100g
  • 砂糖 40g
  • 卵 1/2個
  • バニラペースト少々

【作り方】

(生地作り)
はじめにバターと砂糖を混ぜます。バターが固い場合は電子レンジで柔らかくします。
レンジをかけすぎるとやり直しがききません。10秒単位で確認しながら進めます。
柔らかさの目安はゴムベラが入るくらい。
柔らかくしたあとのバターはゴムベラで混ぜても、途中からホイッパーに持ち替えてもOKです。

卵を入れてさらに混ぜます。
バター(油)に卵(液体)が入るので少し時間はいりますが、クリーム状になるまで混ぜ続けます。
ここではホイッパーを使います。

薄力粉とベーキングパウダーを加えて混ぜて、

粉類をバターの生地の入ったボウルに加えたら全体を混ぜます。
粉が見えなくなるくらいまで混ぜれば十分ですが、よく混ぜると固い周り(生地)になります。

生地がまとまったら型に塗りつけブルーベリーを中に入れます。

ここでオーブンを200度に予熱しておきます。

(中身作り)
続いてフィリング(中身)を作ります。
中身の材料の砂糖・サワークリームを混ぜ

風味付けのバニラペーストを加えて更によく混ぜます。

トロトロに混ざったらブルーベリーを乗せた生地に流し入れます。

ブルーベリーが残っていればパイ全体の上に追加してもいいですね。

200度に温めたオーブンに入れて30分焼きます。

焼き色が足りない場合は更に5分、周りの生地が色よく焼けたらブルーベリータルト(Mustikkapiirakka)の完成です。

出来たては柔らかいです。網に乗せてしばらく冷ましてから外します。
溢れた生地の部分が少し落ちてしまいました。
でもそれだけ食べてもじゅうぶん美味しい。

ここで使った焼型は底が抜ける丸いタイプでした。
食卓に出せる耐熱容器で焼き、そのままナイフで切り分けて頂いても良いでしょう。
熱いうちは崩れやすいので注意が必要です。

耐熱容器に生地を塗りつけ、中身を入れて焼くだけで美味しいMustikkapiirakkaが作れます。
YouTubeで実際の作り方を紹介しています。

レシピ参考:Kiitos Shop

YouTube
1分27秒の動画 Mustikkapiirakka(ブルーベリーパイ)
フィンランド語

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