【不定期連載】シベリウスと伊福部昭の作風、そしてラウダ・コンチェルタータ 15
2017年07月31日
頑なに唄える音楽を堅持した、シベリウスと伊福部昭の「精神的共通項」編
伊福部先生のお言葉その3です。
「日本、日本とこだわっているわけではなく、自分の感性に正直に作曲したいのです。しかし血液が日本のものでできている以上、自己の感性に正直であれば、どうしても民族的になると思いますよ。~中略~ まだお前でないところのお前。これに向かって語りかけること。そこに芸術の行く先があるはずです。ですから、音楽でもってわれわれの中にあるものを全部ぶつけていけば、日本人にも外国人にも訴えかけられる、そういう曲がかけるばずだと思っています。」(伊福部昭の音楽史)
だいふ核心に近づいたのではないでしょうか!?
山本 勲
(次回へ続く)
▼コメントをどうぞ