正指揮者  新田ユリ氏

 

1990年ブザンソン国際指揮者コンクールファイナリスト、1991年東京国際音楽コンクール<指揮>第二位受賞。東京交響楽団を指揮してデビュー。2015年〜2020年愛知室内オーケストラ初代常任指揮者を務める。

近年は北欧音楽の演奏・研究を活動の柱の一つとしており、2000年10月から1年間文化庁芸術家在外研修生としてフィンランド・ラハティ交響楽団にて音楽監督オスモ・ヴァンスカのもと研鑽。以後日本とフィンランドを拠点として活動を続け、クオピオ交響楽団、ミッケリ市管弦楽団、ヨエンスー市管弦楽団、クリスチャンサン管弦楽団、フィンランド国防軍吹奏楽団、フィンランド海軍吹奏楽団、ラ・テンペスタ等北欧各国のオーケストラに客演。

2017年には南デンマーク・フィルハーモニー管弦楽団に客演し、ニルス・ゲーゼ生誕200年を記念したオールデンマークプログラムの定期公演を指揮。 フィランドの歴史ある音楽祭からも招聘され、2005年~2007年オウルンサロ音楽祭、2006年・2013年・2019年リエクサ・ブラスウィークで指揮をする。

初代常任指揮者を勤めた愛知室内オーケストラとは、デンマークの作曲家ニルス・ゲーゼの交響曲を積極的に取り上げるなど、北欧作品と中欧の文化を繋げたプログラミングなど特色ある活動を展開。2019年夏にはフィンランドの歴史ある音楽祭、リエクサ・ブラスウィークに招聘を受けオーケストラ初の海外公演となるフィンランドツアーを成功させた。

また海外の著名ソリストとの共演も多く、ゲルハルト・オピッツ、シプリアン・カツァリス、マキシム・ヴェンゲーロフ、ダニエル・ゲーデ、ヨウコ・ハルヤンネ、オイスタン・ボーズヴィーク等世界的ソリストと共演する。

国内に於いては、東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティフィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、千葉交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、アンサンブル金沢、京都市交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団へ客演。

オペラでは、大田区民オペラ協議会、横浜シティオペラなどを指揮するほか、東京二期会、モーツァルト劇場でアシスタントを務める。

吹奏楽の分野でも、東京佼成ウィンドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナ・ウィンドオーケストラ、東京吹奏楽団などの公演や録音の指揮をする。

国立音楽大学と桐朋学園ディプロマコースにおいて尾高忠明、小澤征爾、秋山和慶、小松一彦各氏に師事。 1995年~2020年、母校国立音楽大学にて後進の指導にあたった。

現在、日本シベリウス協会第3代会長。アイノラ交響楽団正指揮者。

著書に「ポホヨラの調べ」(五月書房新社)。
公式ウェブサイト https://www.yuri-muusikko.com(森と湖の詩)。

 

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